空き家の問題

①耐震補強やリフォームや改築工事をして賃貸する
②解体、更地にして駐車場として賃貸する
③そのまま空き家として残しておく
①や②は費用は掛かるものの収益になるから
まだ良いでしょう。
しかし③については多大な負担となります。

『空き家』とは、空き家対策特別措置法における以下のものを言います。

●住居その他の使用がなされていないことが
　常態である建築物
　具体的には、1年を通して人の出入りや
　電気・ガス・水道の使用がないことを
　空き家であるかどうかの判断基準にしている
　ようです。

また、そのうち
「特定空き家（自治体が判断し、市町村長の助言や命令が及ぶ空き家）」とは

●倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある
　状態
●著しく衛生上有害となるおそれのある状態
●適切な管理が行われていないことにより
　著しく景観を損なっている状態
●その他周辺の生活環境の保全を図るために
　放置することが不適切である状態
を言います。

空き家と認定前には土地面積200㎡以下について1/6（200㎡超の部分は1/3）に軽減されていた固定資産税の軽減がなくなり、その税額は何倍にも上がってしまいます。
空き家の改良の為の、助言→指導→勧告を経て命令まで行き、その命令に対して違反があった場合、罰金（50万円）が科せられたり、しまいには行政代執行と言う伝家の宝刀が出て参ります。

もちろん解体費用は請求されます。
自己破産しても支払わなければなりません。

●ネズミやハクビシンなどの害獣が他人宅にも
　住みつき糞や尿の悪臭被害、家屋の損傷、ま
　た、近所の菜園を食べ荒し苦情が入る
●隣人や役所などから草刈り・越境している枝
　葉の撤去を求められる
●入口を破壊し空き巣が入る
●他人が占有する
●ご近所で土地の売却、建築、土地の分筆など
　が行われる際、立会いを求められる